臨春閣をスケッチする際に気をつけたいのは、程よく近景と遠景を構図に入れないと、奥行き感が感じられず平板な絵になってしまうということです。
風景を「近景・中景・遠景」と分けて考えてみることは風景画の表現の言わば定石です。
第三屋を正面から捉えたこの写真の場合、建物の前の池などが「近景」、建物が「中景」、建物奥の木立が「遠景」と捉えましょうとご説明しました。