詳しい講座内容
描ける植物の種類を一種類ずつ増やしていきましょう②~松ぼっくり
「基礎からゆっくり水彩画」の秋のテーマとして松ぼっくりを選びました。
松ぼっくりは角度によって印象が随分違って見えます。だから描き方のアプローチも少しづつ違います。
講座では、
①付け根の見えるアングル
②真横からのアングル
③先端が見えるアングル
の3つの視点からの松ぼっくりをそれぞれ練習することにしました。
モチーフは本州の松ぼっくりより大きくて長い、エゾマツのものを使いました。
受講者の皆さんにまずご説明したのは、「鱗片」(松ぼっくりの一枚一枚のパーツ)の並び方には規則性があって、それは螺旋状に並んでいるということです。
植物に詳しい人なら常識でしょうが、普通は松ぼっくりをそんなにまじまじ観察したりはしませんから多くの会員の方には新鮮な情報だったようです。
そしてこの「螺旋の並び」を意識することが、松ぼっくりをリアルに描くためのはじめのステップになります。