講師ブログ(スケッチ日記)2016後半

 

2016年12月

壁が愛を深める

 

今、基礎からゆっくり水彩画教室で

「ケーキ♡」

を描いています。

資料を作る前から、楽しみにしていました。

何を隠そう砂川、ケーキに目がなく(かといっておしゃれなケーキ屋さんに詳しいかと言うと全くそのようなことはなく)不二家や、コンビニのケーキも大好きで、ケーキの形をしていればペット用のケーキでもいけると思います。

 

資料作成用に、朝一で買ってきたケーキをご機嫌で撮影し、頑張って絵も描く。

ショートケーキ.jpg

(描いてから食べると本当に美味しいのです。)

脳内カラーが幸せなピンク色になっている事を実感しつつケーキを堪能し、

あ~、良い資料のためにもしばらくケーキ三昧だわぁ。

ともう一つ食べようかと考えているところへ、郵便物が届きました。

(速達があったので、配達の方が他の郵便物も持って来てくださった。)

 

忘れていた、先日の健康診断の結果でありました。

ふむふむと開封し、一瞬にして脳内カラーがモノクロ化した事がはっきりとわかりました。

以前から高めでしたが、ギリッギリの正常値でしがみついていたコレステロールが、大幅に出てしまっているではありませんかっ。

おまけに、再検査のための出頭命令も!

 

打ちひしがれる私に、家族の冷静な言葉が耳に痛い。

「いつもよく言っている、生クリームなら丼一杯いけるって何?」

「…頑張れば洗面器一杯はいけるし」

「なな何を訳のわからない事を、残りのケーキは没収。この数どうよ」

「えーっっ。わわわ私はどうなっもいい、良い資料が作りたい。」 

資料をかさに見え見えの言い訳で食い下がる

「ショートケーキで資料作るって言ってたよね。箱の中みんなショートケーキで、さっきしつこく写真をたくさん撮ってたでしょっ。よく揚げてあればダンボールでもいけるとか言っているのも、考え直した方がいい」

フルボッコ状態でありました。

 

今まで好きなモノに対しては全てにおいてフリーダム全開だった砂川、現在出頭に向けて、生まれて初めて食べる前に考えてしまっています。

写真を見ながらの資料作成中は、荒行の様でしたが、その分気合が入りました。

以前より更にケーキに対して愛も深まった気がします。

壁が愛を深める。

この言葉を恋愛で語ってみたかった…

2016年12月.jpg

 

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2016年11月

大嘘

 

絵画教室で時々お話しさせていただく事の一つに「絵で嘘ついていいのです」があります。

光も明暗効かせて描いた方が素敵ですし、色も自在に変えて良いのです。

たまに名画の解説(ネタ話)をさせていただきます。名画も大嘘ついてます。

実像より美しくしています。

 

皆さん、「抵抗が…」とおっしゃる方も多いのですが、美術活動は美しいものを表現することなので美化して大丈夫。美化し放題です。と思います。

どのくらいやっていいのかという事例のご参考になればと思う事が最近見つかりましたので、大変迷ったのですが書きます。

 

実は、母校の小学校のタイムカプセル!(何十年ぶり)が開き、砂川彰子小学校の時の渾身の作文が手元に届きました。

(あまりに読みにくいので、原文ママですが所々あけてます。)どうぞ…

 

ちひろちゃんのいえで ちひろちゃんとあそびました。

えんがわに ばった二ひきいました。

ちひろちゃんが おまもりをもっていました。

中にかみさまがはいっている。

ちひろちゃんいいました。

 

中をみることになりました。

中に かんじのかいてある ながいかみがはいっていました。

のばしたら 中から きんいろの小さな、きらきらしたものが二こ でてきました。

ちひろちゃんと みようとしたら おちてしまいました。

しばふの中におちてしまいました。

 

ちひろちゃんと いっしょうけんめい さがしました。

でも きんいろのものは みつかりませんでした。

 

ちひろちゃんのおかあさんが かえってきて ちひろちゃんも わたしもおこられました。

ばっちあたりも おこられました。

ちひろちゃんのほうが いっぱいおこられました。

ちひろちゃんのいえで よかったとおもいました。

 

以上であります。ダメだろ。人として。

当時のことは、鮮明に覚えています。作文に大きく脚色してあって、我ながら驚きました。昔から好奇心が強かった私は、嫌がる千尋ちゃんに

「神様が見たい。神様だからゆるしてくれる。」と無理無理な事を言って、お守りを開きました。

中から金色の神様が出てきた時に大興奮し、手に取ってみようとした途端に芝生の中に落ちてしまいました。この先の人生を暗示するかの様でありました…

(更に白状すると千尋ちゃんが見せてと言うのを、先によく見ようと体を捻った時に落としたのでした。)

以上の真実をふまえて再読していただくと、

幼少期からの、ダメダメぶりが浮き上がってきますな。

 

中をみることになりました。だと

ちひろちゃんと みようとしたら おちてしまいました。だと

ちひろちゃんのほうが いっぱいおこられ ちひろちゃんのいえでよかったとおもいましたとは何事かっ ー

 

とまあ絵画制作に置き換えると、このぐらいは脚色しても良いかと思います。(ダメ?)

更に絵画的(物語的)に付け足すと

 

不思議な事に、金色の神様が落ちたところの芝生は冬になっても枯れませんでした。

とかここまでやっても大丈夫かも…とも思います。

2016年11月.jpg

 

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2016年10月

横浜の大きな本屋さんで…

 

絵画制作でよくあることなのですが、描かれた作品を鑑賞者は「素敵だな」と感じているところを、

作者の方は「気に入らない。嫌いだ。」思われていることが多々あります。

皆様よくご自身の作品を

「このぼんやりした色が嫌なんです。」

「もっと軽やかな感じに描きたいのです。」

「形が正確さに欠けます。」

とおっしゃいますが客観的に見ると、そこがたまらなく魅力的な作品だったりすることが多いのです。

多くの方が「素敵」と思われるところこそ、客観的に見た時の作品の魅力なので、大切にしていただければと常々思っています。

絵画制作は自己表現なので楽しいのが一番です。

 

客観性と自己表現…

偉そうに一丁前な事を書いてしまいましたが、懺悔いたしますと、実は先日横浜の大きな某本屋さんで、楽しく色々と見て回っていると驚いたことに「女子力アップ」というコーナーが存在していました。

いつの間にか世間に浸透していた言葉「女子力…」

 

恐る恐る近づいてみると

「愛されメイク」「ゆるふわモテ髮」「異性から見た魅力あるスタイル」などなど…

バズーカ砲の様な脅し文句が、ドーっと目に入りました。

客観視を大事にしたいとか、偉そうに言っている私が確信的に(何十年も)見ないようにしてきたカテゴリーであります。

 

(大変だ。いいいつの間にこんなことに…)

腹を決めコーナーに近づき、ある本のタイトルを見て仰天

「ボーダーを着る女はモテない」

えぇーっ、その時の服がボーダーでありました。

狼狽しつつ気を取り直し、何とか気持ちが立ち直りそうなものを探す私に、追い打ちをかけるように目に飛び込んできた別の本のサブタイトルが、メガトン級の

「ヒールの高さは女の高さである」

ヒィーっ

俯きながら足元を見ると、あろうことかスニーカーの底がすり減っているのではありませんか。

女の高さがマイナスになっているのであります。

もともとフラットなスニーカーのヒールで、マイナスがでているのであります。

(そもそもスニーカーはヒールなのか?)

 

あ〜これは、もう無理だな~

と日頃の超しつこい性格からは信じられないようなあっさりぶりで後ろ歩きで立ち去りました。

服装等も自己表現ですが、違うところでそれができたらと客観的な事実に打ちのめされながら、

気持ちつま先立ちで(全く意味なし)帰る私でありました。

 

2016年10月.jpg

 

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2016年9月

夕空

 

先日の水彩画教室で、夕空の描き方をやりました。

高島町の夕景.jpg

資料作成中は、横浜の夕焼けのベストショットを撮ろうとひたすら夕日を追いかける日々でした。

(今更ながら、美しい夕焼けは、一瞬だということもよくわかりました。)

今年の夏は空ばかり見ていた私ですが、ある時、とても美しい夕空に出会ったのです。

ただ、訳あってその空の写真は撮れませんでした。

その…訳とは、こういうことです。

 

場所は某私鉄の踏み切りでありました。

線路の斜めに踏み切りが通っていて、ふと見ると足元に注意喚起のプレートがあるではありませんか。

電車が来そうだと小走りになりながら、自分のそそっかしさを重々自覚していた私は足元にもそれなりに注意はしておりました。横目で注意深く確認…

注意看板.jpg

「溝があるんだ。危ないな。」

と思った瞬間、なんとっその溝につまづき、小走りの勢いからか右前方に横転し、気がつくと踏切の真ん中で大の字になっておりました。(お約束のように荷物が散乱)

 

「ゆゆゆ夕焼けがきれい」

大の字になりながらも、恥ずかしさと痛みで現実逃避に入っています。

 

その時の周りの方々の素早い動き。散乱した色鉛筆やビスコなどを一瞬で集めてくださいました。

現実逃避から立ち直り申し訳なさで涙が出そうになりました。

「血が出てますが、大丈夫ですか?」

「大丈夫です。本当に本当に済みません。」

「立てますか?踏切の外に行ってて下さい。ちょっとレールを見てきます。」

サーッと溝を注意深く確認され、カンカンと下がり始めた遮断機をくぐられて

「溝も大丈夫でした。」

対応が機敏なうえに実に冷静で的確な判断をされる方々でした。

「ご迷惑をおかけしました。本当に済みませんでした。」

 

写真を撮ろうなどという心のゆとりなどあるはずもなく、そそくさと親切な皆様に深々頭を下げてその場を離れました。

写真には残せませんでしたが、それはそれは美しい夕空でありました。

2016年9月.jpg

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2016年8月

新幹線

 

先日、スケッチ教室で根岸の市電保存館に行きました。

絶妙な照明の中、整然と並ぶ美しい市電はパース、ライティング共に最高な環境でした。

横浜市電保存館.jpg 

実は砂川、乗り物全般が好きで、鉄道も大好きな(ちょい鉄)なのであります。乗り物酔いもありませんでした。

が、ある時期新幹線に乗った時にどうも目眩がし始め、だんだん酷くなり、何とも言えない気持ちの悪さが続きました。

以降日に日になぜか口が開けづらくなってきてしまい、どうしたものかと迷った挙句に、口腔外科の先生に診ていただきました。

 

先生診てくださるなり

「顎関節症ですね。」

いいいいったいそれは、何だろうとお聞きしましたところ、(新幹線は、全く関係なく)顎関節の慢性疾患だそうです。

噛み合わせで以前から症状はあったはずと言うことでした。(鈍いので気がつかなかった)

 

噛み合わせの応急措置をして下さる事になりました。

待合室で待っていると、歯科技工の先生にスケジュールの調整連絡されている声がしました。

 

「あ、先生、顎関節の急患で噛み合わせなんですが、診察中にも吐き気みられて…今日は…横浜にいらっしゃらないですね?」

(あぁご迷惑かけている)

「そうですか、明日一番でしたら大丈夫ですか。早い時間に…申し訳ないです。ひかりでいらして下さい。…お時間はい、ではひかり…10号でお願いします。」

(朝早くから、新幹線使われていらっしゃるのだ、申し訳ない)

 

そして翌日、申し訳なさに身を縮めながら診察に行き、技工の先生にお会いした瞬間に

「先生、本当に済みません。今日どちらからいらしてくださったのですか?」(涙目)

「ん、自宅だけど」

「…?ご自宅、遠かったのですね。」

「いや、横浜ですから、さあ始めましょう。噛み合わせの低くなっているところに、少し盛っていきます。」

砂川の頭に横浜から新幹線なら新横浜から乗られたのか?でもな?とかグルグルと考えていた、その時ピカーッと何かが光りました。

ここれは一体…

 

「ワハハハハ~ 新幹線のひかり10号じゃありませんっ『光重合』と言う治療です。

盛ったペーストに光当てると、硬化するんです。ワハハハハ~」

「済みません。てっきり新幹線と思い込んで」

 

光重合さながら、明るく大笑いされる先生に「お大事に」と見送っていただき、深く感謝しつつ「またやってしまった」と赤面し帰路に着きました。

2016年8月.jpg

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2016年7月

 

ブルーブルー横浜

横浜スケッチ教室では、2回で1作品を仕上げています。

晴天も雨天もご満足していただければとダブルプランの雨天対策プログラムを頑張って考えています。

ありがたいことに、過去3年間に2回とも雨だったことはありませんでした。

またアクシデントでその場所でスケッチできなかったこともありませんでした。

(「花と餃子」→今年のブログ、4月の記事をご覧ください の時のように私の勝手な思い込みで一瞬これはまずいかもと思った事がありましたが…)

 

以前、スケッチ教室をされている先生に

「アクシデントでスケッチできなかった時に、皆さんのブルーになられて、モチベーションが下がってしまい、結局その日は解散しました。」と言う話を聞いていたので、そうなったら申し訳ないなと常々思っていました。

 

そそそして…

先日ついにアクシデントがありました。

今春より、新しくスタートされたS&EGGS(昨年10月~2月の根岸地区センターでの講座の後発足されました。)のスケッチで「象の鼻」近くに行ったときのことです。

 

今年5月のブログで書いたように1回目は世界トライアスロンをやっていました。

きわどい感がありましたが『2回ともできなかったことはない法則』によると、今回は安全と思っておりました。

 

ワイワイと象の鼻に着くと、

「あ…れ?」前回と違う雰囲気。

ん、なんか嫌な予感。デジャブ感がありあり。

たくさんの屋台と白いテントが、これでもか~とでているではありませんか。

横浜収穫祭1(写真①).jpg

『横浜収穫祭』

うううそーっ

もうもう対象物が見えていない状態。

頭の中が真っ白に。これでは、描けない。

 

皆さんが、これは無理だと海を見て立たれている後姿を見て、モチベーション下がって、今日は解散なのかもと申し訳なくて涙目になりました。

「あの建物良いですね~」

「へ」

見ると海際に立つ雑貨屋さん。何の偶然か、店名も

『ブルーブルー横浜』

ブルーブルー横浜(写真②).jpg

「な~んか良い感じですな。」

「素敵ねぇ。私あれにしようかな。」

「あれは2点透視で描くんですか?」

「は、はい。でも資料プリントの用意がないのです…」

「頑張りま~す!」

その間3分。

 

「♪ブルーライト横浜~」

まだ頭の中が白い私と反対にハミングしながら、描き始められる皆さん。

メンタル強ぇ 。

と男子高生の様に思う私でした。

 

このブルーブルー横浜、実は絵画制作に必要な要素がてんこ盛りでありました。

トライアスロン選手のようなメンタルで描かれた作品の完成が本当に楽しみです。

2016年7月.jpg

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